毒親(家族)体験記-遺産への執着-

こんにちは。
今日は、私の毒親(家族)体験記ということで、
遺産への執着についてお話します。


主に、私の父方の祖父母の話になります。

私の祖父母は、某高級住宅地に一軒家を所有しております。
父の生前、祖父母は遺言状で、祖父母が亡くなった際には、家を父が相続するとしていました。
父の死後は、私が相続人になるので、祖父母の遺言状には、私が家を相続すると記載が変更されました。

私の祖父母、特に祖父は、一軒家に執着がありました。
私はその一軒家に住み続けたいとは思ってはいないのですが、
祖父は「この一軒家に住み続けることが最善。自分の死後、相続するように」の一点張りでした。
その上、「一緒に住んでいないと、『家なき子』の特例が使えないから一緒に住んでくれ」と主張。

2019年10月現在、不動産を相続する際、
ある一定程度までの大きさの不動産の場合、一定の条件を満たすと、相続税が安くなります。
それが、小規模住宅の特例で、通称「家なき子」の特例と言われております。
相続する方が相続対象の住宅に住んでいたり、
賃貸住宅に住んでいて持ち家がない場合に適応できます。

ですので、同居していなくても特例は使えるのですが、
何度その話をしても「同居していないと使えない制度だ」の一点張りで、
私に同居を強要するのでした。
また、一時期、別居したときも
「住民票は移さないでくれ。相続のときに困るから」と主張。

祖父母は私の転居を認めないのですが、根拠が間違っています。
それだけでなく、もしかしたら私が不動産を所有する人と結婚するかもしれないし、
そしたらこの特例は使えないのに、制度に対する認識が甘すぎます

あと10年は生きそうなのに、相続で若者の人生を縛るってどういう神経をしているんでしょうか。
住民票を移さないと、身分証明(運転免許、マイナンバー等)で困るのですが、
なぜ私の不利益を考えてくれないのでしょうか。
そもそも、私は不動産に興味がないのですが、
どうして相続して住むべきだ、と強要するのでしょうか。

そして、この特例制度はこういう制度で…と説明にしているにもかかわらず、
母はきちんと条文や制度について解説した紙を読まず、
「不安だ、不安だ」「祖父が怖い」と言って、私が住民票を移すことに反対しました。

結局、母は「娘が相続してくれれば、高級住宅地の一軒家に住める」と
私が不動産に興味がなく、身分証明で困っていることに理解を示さず、
自分の欲望を「あなたのためよ」という言葉で私に押し付けていたのでした。


私は、祖父母や母の、
・制度への誤解や、誤解を改めない態度
・相続が最善、と自分の希望を当然のように押し付ける思考回路
・私に生じている不都合への無理解
に心底がっかりしました。

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