逃げるために必要なもの1-お金-

こんにちは。
これから、毒親から逃げるために必要なものについてお話しします。

必要なものは、まずお金です。
特に、私のように親と絶縁すると、日常生活のみならず、
今後のライフイベントも、一切、援助がなくなりますので、蓄財する必要も生じます。

まずは、生活の独立のために必要な、引越の費用と生活費についてお話して、
少しだけ、支出入のコツについて考え方をお話しします。


【引越の費用】
目安として、50万円ほど用意しましょう。

引越に関するサイトを検索していただければと思いますが、引越には目安として、
 不動産会社への手数料家賃1か月分 ※キャンペーンで割引している大手不動産会社もアリ
 敷金家賃1か月分
 礼金家賃1か月分
 翌月分の家賃
 当月分の日割り家賃
 保証人代行サービス・保険年5万円ほど
 その他雑費鍵交換(約2万円)、清掃料(約3万円)、火災保険(年約1.5万円)
といった新居の契約のための費用がかかります。

加えて、引越代(移動の距離や、荷物の量に応じる)、家電購入費用なども必要になります。

まず、新居の契約にかかるお金について。
家賃を基準に算出されるので、家賃の安いところに引越せば、安くなります。
例えば、家賃が月10万円のところだと、55万円ほど必要になりますが、
家賃が月7万円のところだと、40万円ほど必要になります。
もちろん、家賃を下げると、駅からの距離、築年数、騒音、水回りのきれいさ、部屋の広さ
といった条件と折り合いをつける必要があるので、
自分は何に重きを置くのかを考えて、家を選んでください。


次に、引越にかかるお金について。
現在の家から遠くに離れるほど、毒家族から見つかる可能性は下がりやすくなりますが、
移動距離が長いと、引越代が上がります。
また、大きい家具や家電があると、引越代が上がります。

私の場合、祖父母宅から母と暮らした家は、スーツケースに詰められる荷物だけでしたので、
引越代はゼロ円でした。
なお、家具や家電は、ニトリやAmazonから新居に直送しました。

母と暮らした家から、一人暮らしの家は、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、といった大きいものがありました。
ですが、荷物が少なかったこと、小物の梱包は自分でしたこと、平日に引越したこと、割引を使ったことで、
10万円もかからずに引っ越しできました。
引越代と、家電を新たに買いそろえるお金を比較して、
旧居のものは全てすてて身一つで引越す、という選択肢もあってよいかもしれません。


私の場合、家電、食器、日用品(洗剤や調味料等)は旧居から持って行けたこと、
荷物が少なく引越代が抑えられたこともあり、
引越の初期費用は約55万円でした。


【生活費】
生活するには、お金が必要です。

家賃、公共料金(電気・ガス・水道)、通信費(携帯、ネット)、食費 が基本ですね。
あと、生活に応じて、交際費、医療費、衣類・美容、趣味、習い事、資格取得、でしょうか。

家賃8万円、電気0.5万円、ガス0.5万円、水道0.2万円、
携帯が格安スマホで0.2万円、ネットはWi-Fi0.3万円とすると、
最低でも一か月、10万円ほどかかります。
生命維持のために、食費もかかります。
(生活費の額は、一人暮らしをしている知人や、同じような生活をしている人の暮らしを参考にすると
 算出しやすいと思います)

学生さんだと、アルバイトで稼ぐのは厳しいので、
しばらく毒家族と暮らしつつ、バイト代を引越しのために貯金するか、
学生寮で暮らしたり、シェアハウスで暮らしたりするといいかもしれません。

社会人であったり、十分な収入や資力があり、一人で暮らせる方は、
以下の支出のコツをご参照いただければと思います。


【支出入のコツ】
支出入のコツは、「メリハリ」をつけることだと思います。
自分に必要なことと、そうでないことをはっきりさせ、支出を査定します。
もちろん、収入もしっかり確保したり、必要に応じて貯蓄する必要があります。

まず、自分は何に重きを置くかを考えましょう。
私は、流行の服に関心がなかったので、仕事とプライベートで着まわせる服を買っています。
携帯も大手キャリアにこだわりがなかったので、格安スマホにしました。
一方、睡眠にこだわりがあるので、寝具にお金をかけました。
(寝具でスペースをとってしまっているので、その分、家賃の高い物件かもしれません。)

娯楽も、工夫すれば、やめたり、金額を減らす必要はありません。
たとえば、私は読書が趣味ですが、図書館を使ったり、
フリマアプリで売買して、本代を浮かせています。
着道楽な友人には、フリマアプリで服を売買して着まわしている女性もいます。

ちょっとした工夫で、固定費を減らしたり、節税や還付といった仕組みを利用することもできます。
「日経ウーマン」のような、マネーに強い雑誌が参考になると思います。

余裕ができたら貯蓄や投資も検討してみるとよいと考えます。

お金は、お金があるだけでは幸せになれませんが、選択肢を広げてくれます。
毒親育ちは、困難がつきものです。
だからこそ、お金と向き合い、お金に強くなると、
困難を緩和することができ、生活が楽になると思います。

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