毒親(家族)体験記-教育-

こんにちは。
今日は、毒親(家族)体験記ということで、
私が親から与えられた教育環境についてお話しします。


私は、小学校から私立に通わさせられました。
気に入った学校だったらよかったのですが、
親が通わせたい、自分と合わない学校に通うことになりました。

私は小学校を複数受験し、すべて合格しました。
自分が一番行きたいと思った学校を親に伝えたところ、
「お父さんとお母さんは〇〇に行ってほしいと思っているの」と
親が行かせたい学校に入校させられてしまいました。

その学校は、成金系の親御さんを持つ子どもが通う学校で、
みんな、お金がありました。
しかし、私の父はサラリーマンだったので、私はお古の制服を着ていました。
私物もダサかったので、いじめの標的になりました。

成金の、自己主張の強い子たちと性格が合わず、
転校したいと親に相談しましたが、拒否されました。
理由は、「この学校が一番だから」「あなたの将来のため」
「この学校に通わせるに、いくらかかったと思っているの」でした。

一方、成金の親御さんと、私の母親の性格は合わず、
母は「あんな人たちと関わる必要なんてないわ」と
他の保護者達とまったく交流しませんでした。
その結果、お互いのおうちに遊びに行く、みんなで遠出する系のイベントからは
ハブられてしまいました。

どうして、親の自分ですら「合わない」と思っている人の子どもたちが通う学校に
自分の子どもを通わせるのでしょうか。
「あんな人たち」の子どもと、自分の子どもの価値観は
うまく共存できる可能性は低いと思わないのでしょうか。

結局、私の親は、「娘(私)にとっていい学校か」を考えず、
「偏差値が高くてブランドのある学校に娘を通わせている親」
というステータス欲しさに、娘を娘が嫌がる学校に通わせたんだと思います。

嫌で仕方ない小学校から、そのまま中学校・高等学校へと
エスカレーターで進学しました。
言葉での説得の他、不登校や自傷行為をしてSOSを発しても、
親が、転校や受験を認めてくれなかったからでした。

小学校ではいじめられっ子だった私は、
中学・高校では、いじめられなくなりました。
成績が非常に良かったため、親御さんが
「あの子(私)と仲良くしなさい」と自分の子どもたちに言っていたからでした。

私の親は、「私はあの親御さんと合わないけど、
子どもは子ども同士、仲良くやっていけるし、
あなたもみんなも成長したから、うまくやっていけるのよ。
あの学校、やめなくてよかったでしょう?」と言っていました。

私の親は、保護者会で、他の保護者の方から
「お嬢さん(私)は優秀で…」「私の子どもと仲良くしてくださいね」
と言われるのが、嬉しくて仕方がなかったようです。
他の保護者からも、職場の同僚からも褒められる娘(私)がいる。
「いい学校に通う優秀な娘がいる親」というステータスが気に入ったようでした。

成績が良くても、いじめられなくても、
金銭感覚も生活観も異なる人々といるのは空しい日々でした。
自分は、この学校のみんなにとって、場違いなエイリアンなんだな、
と幼心に思ったものです。

その後、大学受験に成功して、もっといい大学に進学しました。
親としては鼻高々。
私が学びたいことのために、頑張った結果なのに、
娘(私)が頑張った結果は、自分(親)の手柄にしてしまう親。


「子どものため」と言っている教育は、本当に子どものためなのか。
「いい学校」は、子どもにとって「いい学校」なのか。
自分が親になったら、子ども自身のことを考えて、
その子が自分のやりたいことを応援できる親になりたいと思います。

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