具体的な逃げ方２－所持品－

こんにちは。
これから、毒家族から逃げる際に必要な所持品についてお話しします。

いわゆる貴重品（身分証、キャッシュカード、印鑑）は全て持っていくことが望ましいです。
理由は、身分証を悪用して、住民票を取り寄せたり、
身分証と印鑑を悪用して、銀行口座を乗っ取ったり住所情報を銀行から取り寄せたり、
キャッシュカードと身分証と印鑑を悪用して、口座を止めることも可能だからです。

もちろん、悪用に対して、行政機関や銀行等各機関も注意を払っていますが、
担当者が不慣れであったり引継ぎが十分にされていない場合、
個人情報が流出されてしまうこともあります。


では、貴重品の各論と、その他持っていくとよいものについてご説明します。

○身分証
・マイナンバーカード（or通知カード）
　転出入、（本籍変更を伴わない）運転免許証の更新、
　金融機関の登録情報の更新、本人確認に使える、万能選手です。
　特に、番号面の写真を撮って金融機関にネットで送付すれば、
　窓口での手続きが不要になる等、意外なところで便利です。

・運転免許証
　住所変更や本人確認に使えます。

・パスポート
　なくても大丈夫なことが多いですが、
　渡航する予定がある方や、国際的な試験を受ける方は忘れずに。

・保険証
　会社で再発行してもらえるので、お勤めの方はなくても差し支えがないことが多いかと思います。

○カード類
・クレジットカード、キャッシュカード
　逃亡にはお金が必要なので、絶対に毒家族にお金を巻き上げられないようにご注意ください。
　（毒家族に知られている口座とは別に口座を設け、
　　逃亡資金を毒家族から隠して逃亡する人もいます）
　なお、通帳は紛失しても、金融機関に届け出れば大丈夫です。ネットでの確認のみに切り替えても可。
　印鑑は、毒家族と同じ印鑑を使用している場合は、こっそり印鑑変更の手続きを済ませてください。
　（勝手に印鑑を持っていくと、訴えられる可能性があります）
　ネットバンキングの乱数表やID・パスワードが記載された紙も、
　個人情報流出を防ぐために持っていくことをおすすめします。

・交通ICカード
　出入りの記録から、よく行く駅を割り出され、
　新居、よく行くお店、交友関係を当てられる可能性があります。
　持っていくか、こっそり破棄しましょう。

・よく行くお店のポイントカード
　毒家族に知られている場合は、行かない方が良いので破棄。
　万が一知られていなくても、残したカードから足取りをたどられる可能性があるので破棄。

○印鑑（届出印、実印、三文判）
　印鑑がないと、手続きができない又は困難になる金融機関があるので、
　金融機関への届出印は忘れずに持っていきましょう。
　悪用を防ぐため、実印も持っていきましょう。
　三文判はあると便利ですが、ドン●ホーテや100円ショップで入手することも可能です。

○その他
・母子手帳（やワクチン接種記録）
　渡航の予定がある方、出産の希望がある方は要持参。
　ワクチン接種記録がないと留学・就労ビザが取れない国もあります。
　母子手帳やワクチン接種記録があると、追加のワクチン接種も最小で済み、節約になります。
　また、はしか等、男女ともに抗体の有無について問われることもあるので、
　出産の希望がある方はできるだけ持参しましょう（なくても、抗体は検査で調べられます）。

・支援措置決定通知
　過去に支援措置を受けている方は、過去の決定通知を
　新居のある自治体に見せると、新居での支援措置の審査手続きが楽になることがあります。


あとは、必要に応じてご判断ください。
社員証、（外国の方は）在留カードなど、ご自身の状況に合わせて判断が必要になります。


私は上記に掲げた貴重品の他、
洋服、パソコン、スマートフォンを持っていきました。
「地獄の沙汰も金次第」という言葉がありますが、
たいていのことはお金、身分証、印鑑があれば、乗り越えられることが多いです。