私の毒親(家族)体験記ー金銭による支配ー

こんにちは。
今日は、私の毒親(毒家族)体験記ということで、金銭による支配についてお話します。


小さいころから、いくらお金がかかった、何をしてあげた、と言われて育ちました。
例えばですが、
・小学校受験にいくらかかった
・私立に通うのにいくらかかっている
・習い事にいくらかかった
・食費や生活費がかさんでいる
・家に住まわせてやっている
・お土産になにを買ってやった
・保険に加入してやっている

私は、こんなにも家族に負担をかけて、と、
生きるのが申し訳ない、と思いながら生きていました。

でも、よくよく考えると、
・私が望んでいないことや嫌がることにお金を使われていたり
・私が本当に欲しいものにお金を使っているのではなく、親が使いたいところにお金を使っていたり
ということでした。

どういうことかと言うと、
・小学校受験&私立校
 →私は地元の公立に通いたかった
 →受かった学校の中で、私が通いたいと言った学校ではなく、親が通わせたい学校に通わせた
 →いじめられるのがつらいから退学・転校したい、と言ったのに、
  引き続き無理やりその学校に通わせ続けた
・習い事
 →私が本当にやりたいと思った習い事は、文句をつけて一切させてもらえなかった
 →親がやらせたい習い事を無理やりさせた
 →そのくせ、予備校代はケチって、通信添削か短期講習のみ
・食費や生活費
 →そもそも、子どもを育てるということは、そういうことでは?
 →私だって、文句を言われるような家に生れ落ちたくなかったです
・家に住まわせてやっている(主に祖父から)
 →私、祖父母との同居が、たまらなく嫌でした。
 →でも、大学、社会人といった節目で、「人生で、せめて、一度くらいは一人暮らししたい」
  と言っても、拒否られる始末
 →むしろ、私と一緒に暮らしたかったのは祖父母なのに、どうして上から目線なの?
・お土産
 →そんな、何年もお礼を要求されるのであれば、欲しくないです
 →お互い、気持ちよく贈り合えないお土産なら、やめればいいのに
・保険
 →現在、高額療養費制度もあり、ある程度資産がある場合は、医療保険はかけないのがFPの主流
 →死亡保険も、独身や未婚者の場合は、葬式代程度で可
 →社会人になってからは、私が職場の共済で割安かつ適切な保険を自分でかけていた
 →何度も、保険を見直そうと言っても、毒母は無視
 →結局、私に高い保険金をかけたかっただけでは?

結局、毒家族が好きにしたいようにし、彼らの価値観を私に押し付けていただけなんですね。

また、私が頑張った、私自身の手柄を、横取りしてしまうのです。
・「小学校から私立に通わせたからこそ、いい大学に行けた」
 →いい大学に行ったのは、私が努力したからです。
・「家族がいるから、大学に行けた」
 →私、自分の学力で給付型の奨学金を手にしました。
 →むしろ、高級住宅地に住まわさせられて、奨学金申請で足を引っ張られました。
・「いい職場に就職できたのは、誰のおかげ?」
 →まず、国家試験に受かったのは、私が努力して勉強したからです
 →試験のためのダブルスクールも、私がバイトしてお金をためて、支払いました。


いくらかかった、だとか、誰のおかげか、だとか。
確かに、感謝をすることは大切です。
でも、毒家族は、勝手に私を産んで、子どもを自分のやりたいように育てて、
私の気持ちを無視して、意に沿わないと罵倒して、論理的に反論するとお金を持ち出すのです。
社会人なら百歩譲るとして、社会人になっていない子どもにお金の話を持ち出すのは、卑怯ですよね。


結局、私と毒家族の関係は、「大人(毒祖父母、毒母)が、金銭を用い、子ども(私)を奴隷にしていた」
という関係だったのです。
だから、奴隷(私)に金銭を得る手段ができた段階で、奴隷関係が終わってしまうのです。
毒家族は「家族の絆を何だと思っているのか」と思うかもしれませんが、
私にとって彼らの言う「家族の絆」は「奴隷関係」でしかないのです。


私は、幼少期から、「誰のおかげだと思っているんだ」と言われ、
自分の能力(努力して結果を出すこと)は無視されてきました。
だから、自分の出した結果を認めることができず、いつも弱気でした。

「私が、親から離れたいって言ったら、世間から批判されるかも…

でも、その「世間」って、親が私に押し付けた価値観なんです。
毒家族から離れたことを、周囲の人に、淡々と下記のとおり伝えました。
・幼少期から、言葉の暴力を受けてきた。
・行きたくもない私立校に通わさせられて、教育虐待を受けた。
・母から、父方の親戚の悪口をずっと聞かされて、
 父方の親戚と母の板挟みで、ずっと苦しかった。
・母は新興宗教の信者と交際し、遺族年金の不正受給をしていた。
・祖父から同居を強いられ、祖母と母のケアをずっと担ってきた。
・子ども時代に子どもらしく過ごせなかった。
 年頃の、花盛りの時期に家族に時間を奪われた。
 残りの人生は自分のしたいことのために時間を使いたい。


そう話すと、それは辛かったね、これから自由だね、今までよく我慢したね、って、気持ちを分かってもらえます。

むしろ、ここで、家族だから分かり合える!と言う人は、毒親やモラハラ予備軍です笑


毒親家庭で育つと、金銭的に支配されて、
・生きてることが申し訳ない
・(ひどい家庭だったけど)育ててくれてありがとう
と思うようになるというマインドコントロールをされますが、
そんなこと、思う必要なんてないんです。


そんな私でも、まだ、金銭による支配から、完全に脱却できていません。
ちょっと贅沢をすると、自分を咎めてしまいます笑
でも、ゆとり、スラックがあってこその人間。
自分も、自分自身や相手を金銭的に支配しない、
のびのびと、あるがままに。
そんなふうになれたらいいな、と思っています。

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