私の毒親(家族)体験記―母親の交際相手―

こんにちは。
今日は、私の毒親体験記ということで、私の母親の交際相手について話します。


私は、高校生1年生のときに父親を亡くしました。
それから数年後、私の母はある男性と長らく交際しておりました。
私と絶縁する直前には、「彼と結婚する!!」「だからこの部屋は解約よ!!」
と絶叫して、私から家を巻き上げましたので(笑)、
すでにその交際相手とは入籍しているかもしれません。

私は、「お父さんも亡くなったし、人生100年時代だし、
人生の残り半分、別の人と新しい人生を送ってもいいんじゃないんだろうか」
と、母親に交際相手がいることや、交際相手との再婚そのものについては、
まったく反対しておりませんでした。

問題は、母の言動にありました。


○父方の祖父母の遺産への執着
父が生きていたころ、父方の祖父母・両親・私の5人で暮らしていました。
父が亡くなって、交際相手ができた後も、
私の母は祖父母に交際を黙って、祖父母の家に同居し続けました。

主な理由は、
・家賃が浮く
・同居すれば相続に有利
です。

が、家に帰りたくないからと、母は毎日お酒を飲んで帰宅していて、
結局、飲み代と家賃が同じくらいの金額になっていたのと、
同居するのがストレスで、私に八つ当たりしていたのと、
そもそも、私は祖父母の遺産に興味がないのに、私に相続を強要する、
という、めちゃくちゃな状況でした。

あと、「「未亡人で、義理の両親の面倒を見ている」すばらしい嫁」
という美しい立ち位置にいたかった、というのもありそうです。

私は、私で、
「もう、祖父母とは縁を切って、彼氏とどうどうと交際すれば、
 なにもかも、気持ちがスッキリするのに…」
と、悶々としておりました。


○遺族年金の不正受給
私の母は、彼とは結婚を前提に交際しておりましたが、
「彼が新興宗教に結構お金を使っており、母に自立を求めていた(母談)」
ということもあり、「私にはお金が必要なの」と言って、
遺族年金を受給し続けておりました。
遺族年金は、子どもが成人している場合、年100万円ほど、非課税で受給できます。
もし、自分が50歳のときに子どもが成人して、
通常の年金受給開始時まで10年間ほど遺族年金を受給し続ければ、
トータル1,000万円ほど税金が一切引かれることもなく手に入れることができるのです。

しかし、遺族年金の制度趣旨を考えると、
彼氏とのデート代、交際費を賄うために、遺族年金を受給するのは問題がありますし、
私の母は、年金が受給できるようになったら結婚すると決めていて、
実際に彼と同棲もしていた時期もありましたし、
要するに、私の母は、制度の抜け穴を利用して、遺族年金を不正に受給していました。

そのことについて、やんわりと母に指摘すると、
・彼が私に自立を求めている ←彼氏を悪者にする
・私に貧乏な寡婦になれって言うの?! ←私の罪悪感をあおる
と、「私って、貧乏で、可愛そうな、未亡人」という立場に逃げ込むので、
私は悶々としていました。


○交際相手を、私に無断で、私の借りたマンションに泊めた
私と母は、約数カ月、私の借りたマンションで二人で暮らしました。
で、母親の交際相手は、2回、マンションに泊まりました。

1度目は、私が嫌がっているのに、強引に泊めました。
2度目は、私の不在時に私に無断で、彼氏を泊めました。

1度目のときは、私が嫌がっているのに彼氏を強引に泊め、
そのことについて母方の伯父(=マンションの保証人。交際に反対)に話したところ、
母が逆ギレ。
母・母親の彼氏・私の3人で、母が泣きながらキレること数時間。
母が「もう、いい!!! もう2度と泊めないから!!!」と言うので、
私が「いや、いいよ、泊めても…」と諦めの心境で言ったところ、
母が「もう、いいの!! もう、2度と泊めない!!」と、
彼氏に荷物(そう、彼は私のマンションに、自分の私物を置いていこうとしたのです…)
を持って帰るよう促しました。

ということで、彼はマンションに泊まらない、ということになっていた…
と思っていたところ、ある日、私が1日外泊して、
翌日も用事があって夜遅くに帰宅したところ、
私のマンションに、母の彼氏が無断で泊まっていたのです。

母と母親の彼氏が、へらへらと笑いながら、「おかえり」と言ってきたので、
「なんでいるんだ…」と思いつつ、その晩は遅かったし疲れたので、自室に戻ったところ、
母が私の部屋に来て、一方的に、
・あなたがいないから、いいかなと思って
・雨が降ってたから、彼を泊めることにしたの
・ホテルに泊まってもらうと、お金がかかるし
と、泊めた理由について語りだし、
私が、「今日は疲れているから、やめてほしい」と言っても、
延々と泊めた理由について言い訳する始末。
翌日も、母親と母親の彼氏にうんざりしていて、素っ気ない態度を取ったところ、
母親にそのことについて、何度も何度も、ねちねちと言われることになりました 。


○気に入らない指摘には、「彼が新興宗教の信者だから?」と言う
私は、誰がどんな宗教を信じていようと、その行為が他者の迷惑にならない限り、
好きにしたらよい、と考えています。

でも、母が彼が宗教にお金がかかっていることを理由に
遺族年金を受給し続けるのは、
・母自身も彼の宗教を理由にしていてずるいし
・彼も、母の年金受給に甘えているのもずるい
と思っていました。

が、遺族年金について母に指摘すると、
「彼が新興宗教の信者だから気に入らないの?」と論点をすりかえます。

また、1度目及び2度目の母親の彼氏のお泊りも、
私が嫌がっている言動をすると、
「彼が新興宗教の信者だからダメなの?」と言うんです。
母自身の、彼との交際態度が嫌だと言っているのに、論点をすりかえるのです。

そもそも、彼が新興宗教を信じている、と最初に文句を言ったのは、母です。
私に、延々と「彼が宗教に貢いでいて、ケチ」と彼の悪口を言い、
彼の信じる宗教がいかに怪しいか、悪口を垂れ流したのも母でした。

その後、私もその宗教について調べて、
「確かに、違法な勧誘とかしていて、被害者の会もある団体みたいだね。
 お母さんも、嫌なことをされたら、彼との関係をどうしたいか、
 自分で考えたらいいんじゃないかな」
とアドバイスしました。

が、いつの間にか、母は散々悪口を言ったのをころっと忘れたかのように、
「あなた(私)が彼の宗教を悪く言っている」
「あなた(私)が私(母)の考えについて反対するのは、彼が新興宗教の信者だから?」
と発言するのです。

そういった数々の矛盾が、嫌で仕方ありませんでした。




結論としては、母が交際したり再婚したりすることには反対ではなかったのですが、
交際に付随する母の言動が嫌だった、というところです。

いま振り返ると、「あぁ、嫌だったなぁ。疲れたなぁ」という記憶です。
毒親と絶縁し、母及び母の交際相手と一切取っていないので、
本当に気が楽になって、解放されました。

もし、毒親の交際で悩んでいる方がいらっしゃって、アドバイスするとしたら、
・親の交際については、「見ざる、聞かざる、言わざる」がいいよ
・親に振り回されないよう、親やその交際相手と距離を取ったほうがいいよ
といったところでしょうか。

いま、私は、絶縁したおかげで、この件については気持ちが楽になりました。

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