私の毒親(家族)体験記-無条件に受け入れることができない-
こんにちは。
今日は、私の毒親体験記ということで、無条件に受け入れることが できない、という話をします。
私は、親や祖父母から無条件で愛されたことがありません。
だから、自分や他者を無条件で受け入れることができなし、批判に 対して脆弱です。
いつも、家族からの私への「愛」は、条件付きでした。
・○○するなら、好き
・◇◇するなら、嫌い
・●●するなら、いい子
・◆◆するなら、悪い子
二分論でした。
行きたくもない私立に無理やり通わされたときのこと。
・あんなに苦労して入学させたのに、どうして通わないの(→通え )
・通わないなんて、お母さんは悲しい。どうして悲しませるの?( →悪い子)
・通わないなら、お父さんはどう思うと思う?(→悪い子)
・どうして、通わないなんて言うの?(→悪い子)
親にとって、私の気持ちなんて、どうでもいいんですよね。
親が通わせたい学校に通わない子どもは、「悪い子」だから。
文句を言わず、通い続けるなら、「いい子」なんです。
小学校でいじめられて辛い、と言ったときのこと。
・どうしてそんなこと気にするの? 気にしなければいいじゃないの。(→心配させるな)
・クラスメイトと仲良くする必要ある?(→気にするな、通え)
・なんで私たちを心配させるの?(→悪い子)
結局、私の親は、私が困っていることに理解を示さなかった。
通わせたい学校になじめない子どもが理解できなかった。
なじめない子どもの嘆きを聴くのが面倒くさかった。
親に心配をかける子どもなんて、「悪い子」なんです。
評価軸は、祖父母からの、いとこたちとの差別にも使われました。
幼少期は、いとこたちが「優秀」だったので
・優秀な孫はかわいい。お前は優秀じゃないからかわいくない。
と言われ、思春期以降は私が「優秀」だと
・あの子たちはかわいい。お前は優秀だけど、それだけ。かわいげ がない。
と、評価の軸が変わる。
いとこは、無条件にかわいい。私は、優秀さと可愛げが求められる 。
祖父母が要求する基準に達しないと、罰せられる。
・言うことを聞かないなら、相続財産を減らしてやる。
・お前は勝手すぎる! なんで、そんなにわがままなんだ!!
嫌われないように、気を遣いながら生きていました。
結局、私の親と祖父母は、都合のいい子どもが欲しかったんです。
・成績がいいなら、いい子。
・言うことを聞くなら、いい子。
・心配をかけないなら、いい子。
・成績が悪いなら、悪い子。
・言うことを聞かないなら、悪い子。
・心配をかけるなら、悪い子。
親も祖父母も、私のことは「お金で買ったオモチャ」程度にしか思 っていなかったんでしょう。
お金を払っているから、スポンサーの思い通りになる。そんなふう に。
だから私は、ずっと、親や祖父母の顔色を伺いながら、
こうしたら嫌われるかな、好かれるかな、と
自分の心に蓋をしてきました。
努めて明るくふるまって、彼らが望む「いい子」を演じていました 。
でも、「悲しい」「苦しい」「怖い」という負の感情は、心にたま る一方。
だから、あるとき、ふとネガティブになると、わっとパニックにな ってしまう。
でも、パニックになったときのことを振り返ると、
私は、それまで蓋をしてきた、「悲しい」「苦しい」「怖い」とい う気持ち、
毒家族に対する「なんでそんなひどいことを言うの」「なんで私を 愛してくれないの」
という悲しみや怒り、
つまり、私は、目の前の相手ではなく、過去に毒家族につけられた 傷が痛み、苦しんでいるのです。
現在ではなく、過去を見てしまっている。
ひどいことを言う知人は、そんなにひどいことを言っているつもり はないのかもしれない。
でも、私は、過去のトラウマから、「攻撃された」「悪い子の私は 愛されない」と悲観的になる。
頑張って、ネガティブをおさえる。
そうすると、相手のことを「この人は、結局私とは分かり合えない 」と判断して、
私は相手と距離を取ってしまう。
また、ネガティブが心の奥底に沈殿する。
たとえば、恋人に愛されたいと思う。
・優しくないと愛されない。
・ポジティブじゃないと愛されない。
・家庭的(料理ができる等)じゃないと愛されない。
・痩せていないと愛されない。
だから、
・嫌なことが合っても我慢する。交際がしんどい。
・ネガティブな面は見せない。見られると落ち込む。
・相手に尽くそうと努力する。相手の方が家庭的だと落ち込む。
・太ると食事ができない。食べると吐くor下剤使用。
という行動をとるから、とてもつらい。
そしてある日、ネガティブが爆発して、相手に嫌われる、
それか、相手に嫌われたような気がして卑屈になる。
私は、まともな人間関係なんてものは、知らないんです。
家族にとって、私は、オモチャ。だから、交換ができる。気に入ら ないなら暴力、脅迫で思想矯正。
私は、長期的に人と関係を育む術を知りません。
大学生になって、アルバイト代で少し自由になるお金ができた。じ ゃあ、人間関係を育めるだろうか?
でも、いままでまともな人間関係を築くチャンスがなかったから、 コミュニティになじめない。
コミュニティになじめないから、変な人間に引っかかって、お互い に傷つけあい、心に傷を負う。
より一層、人間関係が困難に。
少し前、結婚相談所に登録して、婚活をしたことがありました。
婚活は露骨。
女性の場合、若いか(子供が埋める年齢か)、見た目が重視です。
男性なら年収を問われるところ、女性は得意料理を問われます。
結局、婚活は、男の人にとって都合がいい存在かどうか、が評価軸 なんです。
男性のプライドを傷つけない程度に収入と学歴があって、
家事をタダでやってくれる「家政婦」で、気立てが良い女。
そんな婚活市場に違和感を覚えつつも、毒家族に毒されていた私は 努力し、
そして、私は婚活市場を2か月で見切りをつけ(退会したんです笑 )、
「男の人に評価されなかった」という心の傷を負うことになりまし た。
自分のコミュニケーション下手を解決したくて、大学生のときから 、社会人3年目まで、
・人間関係を築く方法を学べる本
・人に好かれるコミュニケーションを学べる本
・異性に愛されるテクニックを学べる本
・ポジティブ思考が身につく本
といった、自己啓発本を読んでいました。
ポジティブになった気がする。人とのコミュニケーションが円滑に なった気がする。
でも、それは上辺でしかなくて、心の芯の部分に凝り固まったネガ ティブ思考とは不協和音を立て、
心にひずみを抱えたまま、苦しい思いをしながら、本当の気持ちを 隠して生きる。
仮面をかぶりながら、人当たりのいい、都合のいい人間を演じてい る。
どんどん、どんどん、自分が薄っぺらい人間になっていく気がする 。
私が、私ではない、交換可能な社会の部品になっていく。
そして、より一層、むなしくなっていく。
本当の私は、誰にも愛されない。
愛される価値も、生きる価値も、ない。
自己啓発本を読んで、テクニックを身に着けたところで、
それはカンフル剤でしかなく、根本の生きづらさは変わらない。
ありのままでいい。条件を付けなくて、そのままで、いい。
そういう発想、私にはありませんでした。
自分で自分の生きる意味や価値を規定する。それも、毒家族のモノ サシで。
・仕事ができないとだめ。(私より人事評価がいい人がいる)
・お金を稼げないとだめ。(私より稼いでいる人はいる)
・人から尊敬される人間じゃないとだめ。(私を見下す人もいる)
・痩せていないとだめ。(最近太ったかも)
・美しいorかわいくないとだめ。(ちょっと肌荒れ気味?)
・優しくないとだめ。(いらいらしちゃった)
・ポジティブじゃないとだめ。(ネガティブオーラを出しちゃった …)
だめ、だめ、だめ、だめ…。
こんな、ダメダメな自分なんて、大嫌い。生きている意味なんてな い。
生きている意味がないなら、死んだ方がいい。死にたい…。
そんなふうに、自分で自分に要求を課して、水準に満たない自分を 否定する。
毒家族と離れても、毒家族から植え付けられた価値観が抜けない。
私を直接罰する毒家族はいないのに、毒家族に植え付けられたシス テムが、
自分で自分を罰してしまう。
・・・救いがないですね(笑)
自己啓発本ですら「薄っぺらくなってしまう」という残念ぶり(笑 )
じゃあ、どう克服するか?
まだ、試行錯誤中ですけれども…
まず、ネガティブは無理に変えなくてもいいし、
気が付いたら「前ほど、攻撃に対して、激しいアナフィラキシー反 応が起きてないわ(笑)」
となっていたらいいのかな、と思っています。
最近、暴飲暴食を2晩やると、ケロリとした状態になっています( 笑)
あと、「依存」することで「自立」ができる、と経済学を通じて学 びました。
どういうことかとういと、お客さんがいれば、一つ客先がなくなっ ても大丈夫、ということです。
だから、色んな人と、ちょっとずつ、居心地のいい関係をつくる。
あのトピックはこの人、このトピックはあの人。
他者と上手に支え合って、上手に助け合って、自立する。
それから、無条件で好きだと言ってくれる人を、何人か作る。
誰か一人に依存しない。たくさん、心の居場所をつくる。
嬉しい言葉を書き留めておく。
たとえば、私の名前を、仮に「花子」とでもすると、こんなことを 言われました。
・優しい花子ちゃんも
怒るとちょっと怖い花子ちゃんも
笑っている花子ちゃんも
泣いている花子ちゃんも
ぜんぶ、大好きだよ。
だから、ちょっとネガティブなところがあっても、
そんなことだけじゃ、嫌いになんてならないよ。
自分は、花子ちゃんの色んな部分が好きだよ。
嬉しい言葉を大事に。自分を勇気づけながら。
少しずつ、少しずつ、生きやすくなっているといいな、と思います 。
今日は、私の毒親体験記ということで、無条件に受け入れることが
私は、親や祖父母から無条件で愛されたことがありません。
だから、自分や他者を無条件で受け入れることができなし、批判に
いつも、家族からの私への「愛」は、条件付きでした。
・○○するなら、好き
・◇◇するなら、嫌い
・●●するなら、いい子
・◆◆するなら、悪い子
二分論でした。
行きたくもない私立に無理やり通わされたときのこと。
・あんなに苦労して入学させたのに、どうして通わないの(→通え
・通わないなんて、お母さんは悲しい。どうして悲しませるの?(
・通わないなら、お父さんはどう思うと思う?(→悪い子)
・どうして、通わないなんて言うの?(→悪い子)
親にとって、私の気持ちなんて、どうでもいいんですよね。
親が通わせたい学校に通わない子どもは、「悪い子」だから。
文句を言わず、通い続けるなら、「いい子」なんです。
小学校でいじめられて辛い、と言ったときのこと。
・どうしてそんなこと気にするの? 気にしなければいいじゃないの。(→心配させるな)
・クラスメイトと仲良くする必要ある?(→気にするな、通え)
・なんで私たちを心配させるの?(→悪い子)
結局、私の親は、私が困っていることに理解を示さなかった。
通わせたい学校になじめない子どもが理解できなかった。
なじめない子どもの嘆きを聴くのが面倒くさかった。
親に心配をかける子どもなんて、「悪い子」なんです。
評価軸は、祖父母からの、いとこたちとの差別にも使われました。
幼少期は、いとこたちが「優秀」だったので
・優秀な孫はかわいい。お前は優秀じゃないからかわいくない。
と言われ、思春期以降は私が「優秀」だと
・あの子たちはかわいい。お前は優秀だけど、それだけ。かわいげ
と、評価の軸が変わる。
いとこは、無条件にかわいい。私は、優秀さと可愛げが求められる
祖父母が要求する基準に達しないと、罰せられる。
・言うことを聞かないなら、相続財産を減らしてやる。
・お前は勝手すぎる! なんで、そんなにわがままなんだ!!
嫌われないように、気を遣いながら生きていました。
結局、私の親と祖父母は、都合のいい子どもが欲しかったんです。
・成績がいいなら、いい子。
・言うことを聞くなら、いい子。
・心配をかけないなら、いい子。
・成績が悪いなら、悪い子。
・言うことを聞かないなら、悪い子。
・心配をかけるなら、悪い子。
親も祖父母も、私のことは「お金で買ったオモチャ」程度にしか思
お金を払っているから、スポンサーの思い通りになる。そんなふう
だから私は、ずっと、親や祖父母の顔色を伺いながら、
こうしたら嫌われるかな、好かれるかな、と
自分の心に蓋をしてきました。
努めて明るくふるまって、彼らが望む「いい子」を演じていました
でも、「悲しい」「苦しい」「怖い」という負の感情は、心にたま
だから、あるとき、ふとネガティブになると、わっとパニックにな
でも、パニックになったときのことを振り返ると、
私は、それまで蓋をしてきた、「悲しい」「苦しい」「怖い」とい
毒家族に対する「なんでそんなひどいことを言うの」「なんで私を
という悲しみや怒り、
つまり、私は、目の前の相手ではなく、過去に毒家族につけられた
現在ではなく、過去を見てしまっている。
ひどいことを言う知人は、そんなにひどいことを言っているつもり
でも、私は、過去のトラウマから、「攻撃された」「悪い子の私は
頑張って、ネガティブをおさえる。
そうすると、相手のことを「この人は、結局私とは分かり合えない
私は相手と距離を取ってしまう。
また、ネガティブが心の奥底に沈殿する。
たとえば、恋人に愛されたいと思う。
・優しくないと愛されない。
・ポジティブじゃないと愛されない。
・家庭的(料理ができる等)じゃないと愛されない。
・痩せていないと愛されない。
だから、
・嫌なことが合っても我慢する。交際がしんどい。
・ネガティブな面は見せない。見られると落ち込む。
・相手に尽くそうと努力する。相手の方が家庭的だと落ち込む。
・太ると食事ができない。食べると吐くor下剤使用。
という行動をとるから、とてもつらい。
そしてある日、ネガティブが爆発して、相手に嫌われる、
それか、相手に嫌われたような気がして卑屈になる。
私は、まともな人間関係なんてものは、知らないんです。
家族にとって、私は、オモチャ。だから、交換ができる。気に入ら
私は、長期的に人と関係を育む術を知りません。
大学生になって、アルバイト代で少し自由になるお金ができた。じ
でも、いままでまともな人間関係を築くチャンスがなかったから、
コミュニティになじめないから、変な人間に引っかかって、お互い
より一層、人間関係が困難に。
少し前、結婚相談所に登録して、婚活をしたことがありました。
婚活は露骨。
女性の場合、若いか(子供が埋める年齢か)、見た目が重視です。
男性なら年収を問われるところ、女性は得意料理を問われます。
結局、婚活は、男の人にとって都合がいい存在かどうか、が評価軸
男性のプライドを傷つけない程度に収入と学歴があって、
家事をタダでやってくれる「家政婦」で、気立てが良い女。
そんな婚活市場に違和感を覚えつつも、毒家族に毒されていた私は
そして、私は婚活市場を2か月で見切りをつけ(退会したんです笑
「男の人に評価されなかった」という心の傷を負うことになりまし
自分のコミュニケーション下手を解決したくて、大学生のときから
・人間関係を築く方法を学べる本
・人に好かれるコミュニケーションを学べる本
・異性に愛されるテクニックを学べる本
・ポジティブ思考が身につく本
といった、自己啓発本を読んでいました。
ポジティブになった気がする。人とのコミュニケーションが円滑に
でも、それは上辺でしかなくて、心の芯の部分に凝り固まったネガ
心にひずみを抱えたまま、苦しい思いをしながら、本当の気持ちを
仮面をかぶりながら、人当たりのいい、都合のいい人間を演じてい
どんどん、どんどん、自分が薄っぺらい人間になっていく気がする
私が、私ではない、交換可能な社会の部品になっていく。
そして、より一層、むなしくなっていく。
本当の私は、誰にも愛されない。
愛される価値も、生きる価値も、ない。
自己啓発本を読んで、テクニックを身に着けたところで、
それはカンフル剤でしかなく、根本の生きづらさは変わらない。
ありのままでいい。条件を付けなくて、そのままで、いい。
そういう発想、私にはありませんでした。
自分で自分の生きる意味や価値を規定する。それも、毒家族のモノ
・仕事ができないとだめ。(私より人事評価がいい人がいる)
・お金を稼げないとだめ。(私より稼いでいる人はいる)
・人から尊敬される人間じゃないとだめ。(私を見下す人もいる)
・痩せていないとだめ。(最近太ったかも)
・美しいorかわいくないとだめ。(ちょっと肌荒れ気味?)
・優しくないとだめ。(いらいらしちゃった)
・ポジティブじゃないとだめ。(ネガティブオーラを出しちゃった
だめ、だめ、だめ、だめ…。
こんな、ダメダメな自分なんて、大嫌い。生きている意味なんてな
生きている意味がないなら、死んだ方がいい。死にたい…。
そんなふうに、自分で自分に要求を課して、水準に満たない自分を
毒家族と離れても、毒家族から植え付けられた価値観が抜けない。
私を直接罰する毒家族はいないのに、毒家族に植え付けられたシス
自分で自分を罰してしまう。
・・・救いがないですね(笑)
自己啓発本ですら「薄っぺらくなってしまう」という残念ぶり(笑
じゃあ、どう克服するか?
まだ、試行錯誤中ですけれども…
まず、ネガティブは無理に変えなくてもいいし、
気が付いたら「前ほど、攻撃に対して、激しいアナフィラキシー反
となっていたらいいのかな、と思っています。
最近、暴飲暴食を2晩やると、ケロリとした状態になっています(
あと、「依存」することで「自立」ができる、と経済学を通じて学
どういうことかとういと、お客さんがいれば、一つ客先がなくなっ
だから、色んな人と、ちょっとずつ、居心地のいい関係をつくる。
あのトピックはこの人、このトピックはあの人。
他者と上手に支え合って、上手に助け合って、自立する。
それから、無条件で好きだと言ってくれる人を、何人か作る。
誰か一人に依存しない。たくさん、心の居場所をつくる。
嬉しい言葉を書き留めておく。
たとえば、私の名前を、仮に「花子」とでもすると、こんなことを
・優しい花子ちゃんも
怒るとちょっと怖い花子ちゃんも
笑っている花子ちゃんも
泣いている花子ちゃんも
ぜんぶ、大好きだよ。
だから、ちょっとネガティブなところがあっても、
そんなことだけじゃ、嫌いになんてならないよ。
自分は、花子ちゃんの色んな部分が好きだよ。
嬉しい言葉を大事に。自分を勇気づけながら。
少しずつ、少しずつ、生きやすくなっているといいな、と思います