解毒方法―勇気づけと共感―

こんにちは。
今日は、解毒方法ということで、「勇気づけ」と「共感」ついて、

お話します。



「勇気づけ」と「共感」という手法に行きつくまでは、紆余曲折が
ありました。


他者に傷つけられた人が、自分で自分を癒す方法の一つに、
「インナーチャイルドに語り掛ける」というものがあります。
自分の中の「内なる子ども」に対して、「つらかったね」「頑張っ
たね」
「嫌だったよね」と声をかけてあげるの方法なのですが、私には、
なんとなく違和感。
完全に好き嫌いの話なのですが、「スピリチュアルっぽくって、ち
ょっと気持ち悪い」
という感じでした。


しばらくして、アドラー心理学を学ぶ機会があり、
自分や他者を「勇気づける」という手法を学んだのですが、
ネガティブ思考の強い私はには、「カラ元気」な感じで、
ちょっとずつしんどくなってしまいました。


私は、ちょっと自分にも他者にも、ドライというか、一線引く部分
があります。
そんな私がたどりついた方法が、自分自身のことだったり、
相談してきた方の話について、ちょっと客観視しながら、
「そっか、それは辛かったですね」「そんなことされたらいやです
よね」
と共感を示しつつ、
「大丈夫、あなたらならきっとできます」と、勇気づけることでし
た。



自分がされたことについての、日記やブログの記事を読み返すと、
なんだか、他人がひどいことをされているような感じがします。
文字にすることで、客観視することができるのかもしれません。
もし、自分の大切な人がそんなことをされていたら…と考えると、
自然と、「嫌だったよね」「苦しいよね」という共感の言葉が出て
きます。

そして、「大丈夫、あなたならきっと、乗り越えられる」と、

相手を勇気づけたい気持ちになります。
その、共感と勇気づけは、私が、家庭でしんどい思いをしていた時
に、
本当に言ってほしかった言葉です。


あるいは、掲示板とかで毒親に苦しめられている人の記事を見ると

自然と、共感して、励まして、慰めて、勇気づけたい、という気持
ちになります。


私は、少し遠回りをしてしまっているかもしれませんが、
人の話に共感して、相手を勇気づけることを通じて、
いまの自分の「ここ」に至った過程に共感して、

過去の自分自身を勇気づけているのです。

直接、自分のインナーチャイルドを癒すという手法は取れなかった
けれども、
間接的に、自分の「わかってほしかった」「励ましてほしかった」
という過去の自分のリクエストを叶えている形です。



他者の話に共感して、他者を勇気づけることで、
私は、自分の気持ちに共感して、自分を勇気づけることができまし
た。
なんだか不思議ではありますが、私に合った、癒しの手法でした。



巷にはいろんな、自分自身を癒す手法があります。
みなさんが、自分に合った解毒方法を見つけられることを祈ってい
ます。

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