解毒方法―愛着障害のタイプを知る―

こんにちは。
今日は、解毒方法ということで、愛着障害のタイプを知り、
自分の特性と上手に付き合っていくことについてお話します。

私は、自分のネガティブで人間関係が苦手なところを改善したいと思い、
色んな自己啓発、精神分析、人間関係論の本を読み漁りました。
その活動の中で学んだ一つが、「愛着障害」です。

愛着障害とは、
「養育者と安定した関係を築けなかったために、
 その後の生活や人間関係に困難が生じる状態」
であると、私は認識しています。
(研究者により定義が異なるので、あくまでも学びを通じた私なりの受け止めです)

だいたい、社会の7割の方が「安定型」と呼ばれる、
愛着が安定した状態にあり、
残りの3割が、何らかの困難を抱えている、と言われています。


私の場合は、「恐れ・回避型」という、
「人間と触れ合いたいけれども、怖いし・不安」という愛着パターンです。
後述する、「不安型」と「回避型」の特質を併せ持っており、
人間関係の構築に困難が生じやすいタイプ、と言われています。


「不安型」というのは、養育者との愛着関係の形成期に、
愛着が不安定な形でしか育まれなかったため、
絶えず他者との関係に不安を抱えているタイプです。

たとえば、私は、母親がヒステリックで、
子どもが自分の思い通りにならないと嫌!!というタイプでした。
ちょっとでも親の意に反すると、人間性を否定される日々。
母にとって「いい子」なら「愛してもらえる」けれども、
そうでないと「愛されない」という、不安定な関係でした。

このため、私は相手の顔色を絶えず窺うクセがついており、
ちょっとした相手の変化にも「嫌われたかな?」と敏感になり、
ネガティブになってしまう傾向があります。


一方、「回避型」というのは、養育者との愛着関係の形成期に、
期待を裏切られたり 、傷つけられた経験が度重なり、
「人間と接触するのが怖い」と、他者との関係を避けるタイプです。

たとえば、私は、母親が泥酔しては「もうこんなことはしない…」
と約束しても、泥酔するたびに暴言を吐いてきたり、
私が本音を言おうものならケッチョンケチョンにされて
心がミンチになってしまう環境下で育ちました。

そのため、「どうせ、人間なんか信じたって裏切られる。
だって、『信頼できる』親子関係ですらこうなんだもん。
傷つきたくないから、人と接したくない…」と人間関係を避ける傾向があります。


私の抱える「恐れ・回避型」という愛着パターンは、
「人と接触するのは怖いなぁ」という回避型の要素があり人を避けつつも、
仲良くなった相手に対しては
「嫌われちゃったかな??」と不安型の要素があり人間関係に悶々とするタイプです。

私は、診断や分析の結果によると、
「不安型」の要素が非常に強く、それと僅差で「回避型」の特性を抱えています。

SNSは、就活が終わったタイミングで、全部アカウントを消してしまうほど、
人間関係が「めんどくせぇ~」というタイプで、
スマホの連絡先(電話帳アプリ)は勤務先含め4件、
L●NEは友人4人に絞り、部署を移動すると元同僚も削除する有様です(笑)

一方、親しくなった相手に関しては「こうしたら嫌われちゃうかな?」
「あ、いま、嫌われちゃったかな…」と不安になります。
もう、好かれたくて、好かれたくて、我慢して尽くしてしまいます。
まるで、母に愛されたくて「いい子」を演じていた時のように。
そして、相手から「愛されて」いないと、不安で、不安で仕方なく、
相手が異性なら「恋愛依存じゃないか」と突っ込まれるほど
同性の友人に対しても、友人関係について一喜一憂してしまいます。

そして、疲労がたまると、「もう無理だ…」と、
一気にシャッターをガラガラと下ろしてしまいます。
はい、回避型ですね(笑)
人間関係に見切りをつけるのが早いので、
たとえば、恋人とうまくいかないと、恋人とのトーク履歴を消したり、
他の男性にメッセージを送ってしまったりします。


それでは、私が、この「愛着障害」とどう向き合ったかというと…
「まぁ、3割も不安定な人がいるなら、個性のひとつということで☆」
「他の人に迷惑かけたり、自分が極度に困らなければいいや~」
「パターンを認識して、ヤバい状況にならないように気をつければいいかな」
と思っています。

何度も、ポジティブになろう、って頑張ったものの、
20代半ばまで、毒親と毒祖父母と暮らしていて、
人間関係の「骨格」はある程度出来てしまっていて、
「骨格」は整形手術してそう簡単に変えられるものではありません。

なので、私は、心にいい栄養を与えて、心身を休めて、
ヘルシーボディを目指す筋トレ&食事制限をするように、
自分の特性を認識したうえで、生活をコントロールする道を選びました。

たとえば、太る原因って、「脂をため込む」「水をため込む」など、
人それぞれです。
なので、私の場合は、「相手の顔色を気にしすぎてるなー。
不安型の特性が出てきているなー」と自分の状況を実況中継して、
客観的に心の変化を受け止めようとしています。
あるいは、「いま、シャッターを一気に閉めたな(笑)
相手との関係に絶望しちゃったんだねー。そんなに不安にならなくていいのよー」
と自分に語り掛けています。

どうして息苦しいんだろう?
どうして人間関係がうまくいかないんだろう?
そんな風に、悶々としていた自分の気持ちと向き合い、
ネガティブは一旦受け止めた上で、そっと距離を置いて、
自分をご機嫌な状態に保ってあげる。

愛着障害は、「障害」という言葉がややインパクトありますが、
私は「状態」や「困難」と受け止めて、
自分の愛着パターンを分析しながら、
人と、ほどよい距離感を取れるよう工夫しています。

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