小ネター婚活の振り返りー

こんにちは。
今日は、小ネタということで、「婚活の振り返り」についてお話します。

ビックリされるのですが、私は20代前半に2か月間結婚相談所に登録し、
婚活をしました。
登録初日に200人以上の男性から面談の打診がありました。
その後も、たくさんの男性から結婚を前提に交際のお申し込みがありました。
それでは飽き足らず、より「いい男」を求め、1日4人に会う、なんて日もありました(笑)

で、結婚を前提に交際する男性も同時に3人おりましたが
(結婚相談所3人+マッチングサイト2人で、実は5人)、
「婚活なんて、男の機嫌を取るクソゲーじゃねぇか!」と思い、
たった2か月で結婚相談所を退会しました。
活動費の大半が戻ってきたのはラッキーでした。

その後、婚約した男性がいたのですが、入籍1か月前に、破談にしました。
高学歴高収入で、私のわがままを許してくれる人でしたが、
顔が全くタイプではない…というか、いや、全く、私は相手のことを愛していませんでした。

さて、私はなぜ、婚活をしてしまったのでしょうか?
なぜ、全く愛していない男性と婚約してしまったのでしょうか?



私は、婚活前、非常に「結婚」したいという気持ちが強かったです
交際男性にとっては、とっても重たい女だったと思います。
そして男に逃げられると、より重たい女になりました。
女子力を磨き、結婚を強く意識させる女になりました。

そんなある日、「これまでで一番いい獲物」と思っていた男性と別れます。
粉々になった「プライド」を取り戻すべく、
よりハイスペックな男を求め、簡単にスペックを検索できる結婚相談所での婚活に踏み切ったのです。

そして、モテ本を読みまくった私は、非常にモテました。
けれども、それは、本当の私ではありません。
偽りの自分を愛されても、虚しさが募るばかりです。
それでも、私は結婚したくて、自分を偽り続けました。
その結果、全く愛していない男性と婚約してしまいました。


なぜ、私はそこまで「いい男」との「結婚」にこだわっていたのでしょうか?

私は、逃げたかった。毒家族から。「結婚」という別居の大義名分が欲しかった。
私は、愛されたかった。毒家族から傷つけられて、愛に飢えていた

進学しても、就職しても、「結婚前に1度でも一人暮らししたい」と言っても、
毒家族から独立することを認めてもらえなかった。
「お婿さん、うちに住んでくれるわよね?」と言われて、
「いや、新婚くらい、2人で暮らしてみたいよ」と言い訳をする。それでも渋い顔。
どうにか、「結婚」という大義名分を手にして、毒家族から別居したかった。

愛されたい。安心させてほしい。
「結婚」して「家族」になれば、ずっと「愛して」くれるだろうか
毒家族が私に強要するように、「家族」であれば、ずっとつながっていられるだろうか。
法的に相手を拘束すれば、ずっと一緒にいられるだろうか。

毒家族から逃げるために、そして、誰かにずっと愛される確証を得るために、
私は、誰かと法的に結婚したかったんです。

結婚すれば、それも「いい男」と結婚すれば、
「幸せ」になれると、私は信じていました。


でも、本当にこのままでいいのだろうかと、入籍の1カ月前に悩みました。
そして、私は気づきました。
結婚をして幸せになれるのではなくて、自分で幸せになるのだと。
誰かの力ではなく、自分の力で幸せにならなければならないのだと。
だから、この結婚で、そして今の私の意識では、幸せになれない。


結婚を破談にして、しばらく経ってから気づきました。

私は、愛されたかった。ずっと愛される確証が欲しかった。
だから、相手を結婚という形で法的に縛ってしまえば、
ずっと愛されるのだと、関係が続くのだと、信じていました。
でも、それは、毒親や毒祖父母が、「家族だから」と言って、
私を縛るのと、一緒です。

私は、毒家族から逃げたかった。
自分が逃げるために、誰かを法的に縛ろうとしていた。

私は、ぞっとしました。
知らず知らずのうちに、毒家族と同じように、
私も、人を縛りつけようとしていたのだと。
毒家族が「家族」として縛ろうとするように、
私は、「結婚」という形で、相手を縛ろうとしていました。


毒家族から逃げて、彼らと絶縁して、穏やかな生活をする中で、
「ひとりって、いいな」と思いました。
自分のために時間やお金を100%使うことができる。
一人暮らしは、とても楽しい。

独身男子が結婚を怖がる、という気持ちがわかりました。
こんなにも楽しいなら、自由を奪われそうで、怖いよね笑
私も、自由のない毒家族に戻るなんて、無理です笑

自由を得て、はじめて、他者を拘束することがいかに酷いことなのか、
実感を持って、理解することができました。


幸せに暮らしている、いま、私は、「結婚」にこだわっていません。
好きな人と、一緒に、穏やかに暮らすことができれば、十分です。

でも…そうですね、日本は、まだ法律婚への意識が根強いので、
相手が入院したり手術することになったときに、
パートナーという形では同意書へのサインが難しい、だとか、
そういった点で相手を支えられないのは悲しいな、とは思います。
子どもを育てるにも、事実婚の人には厳しい世の中なので、
私は利便性のために、「入籍」という手段を選ぶかもしれませんが、
目的は、結婚ではなく、愛する人と幸せに暮らすこと、だと思います。



恋のから騒ぎも、失恋も、婚活も、とっても大変だった。
心が苦しかった。
でも、遠回りしたからこそ、私は、人を愛することについて考えられたし、
「結婚」について、私なりの考えを持つことができました。

人生の目的は、幸せになること。
愛する人と出会えて、幸せになることができたら、とっても嬉しい。
「結婚」は、幸せな生活を社会的に円滑にするための手段。
いまの私は、そんなふうに、考えています。


婚活をしていた頃の自分へ。
婚活はクッソ最悪だけど、成長できたから、よしとしようや!笑

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