解毒方法ー毒家族の介護・葬儀・相続について考えることー

こんにちは。
今日は、解毒方法ということで、
毒家族の介護・葬儀・相続について考えることについてお話します。

私は、20代半ばです。
毒家族は親世代がアラウンド60、祖父母世代がアラウンド90です。
そろそろ、介護等について考える必要がある年齢なので、
私が彼らの介護等についてどのように考えているか、簡単に整理します。
悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

基本方針:ご近所さん、他の親族に迷惑をかけない範囲で、関わらない。
対象:毒祖父母、毒母



私は、
・毒祖父母:叔母経由で、介護・葬儀・相続について連絡が来ると思われる
・毒母:母とその親族と一切の連絡を断ったため、役所経由で介護等の連絡が来ると思われる
と、連絡がどのルートから来るかが異なるので、
それぞれ、対応を分けて考えています。


毒祖父母について
介護について。
毒祖父母は、
・自分たちは年老いていない
・これから先も元気に持ち家で暮らす
・今後のための施設の申し込みはしない
と主張しており、介護サービスの利用は拒否しています。

実は、同居時代は、私が毒祖父母のケアを担っていたのですが、
負担が増したので、叔母夫妻にもお願いして、
介護サービスの利用を検討したのですが、本人たちに拒否されました。
このとき、自治体の福祉司さんからは、
「望んでいない人には、介護サービスを届けることは現行法上できない。
 家族が倒れても、いまの制度上は、本人が望まない限りサービスを提供できない。
 彼ら自身の判断で、セルフネグレクトをしてしまっているので、仕方がない」
と言われてしまいました。

本人が介護サービスの利用を拒否した、つまり、
セルフネグレクトは自己責任です。
私は、一切、介護をする気はありません。


葬儀は、他の家族がこだわると思うので、残念ながら直葬はできないと思います。
できるだけ亡くなった本人の懐から払うようにしたいですが、
難しい場合には、葬儀費用を削減する(花や御棺のランクを下げる)か、
葬式にこだわる親族に多めに払ってもらう予定です。


相続について。
相続権がある人は、叔母、私、亡くなった伯母の子である3人のいところ
の5者に加え、
祖父or祖母が死んだら、その配偶者をプラスして、計6者です。

相続については、これまでの迷惑料ということで、
慰謝料代わりに最低でも遺留分(最低相続分)はもらうつもりです。

万が一、土地を相続させられそうになったら、
所得税と売却益を考えて、場合によっては相続放棄するかもしれません。
借金はないと思いますが(特に、溺愛しているいとこに負債を背負わせることはないと思いますが)、
万が一、借金があったら、速やかに相続放棄をします。


毒母について
介護は、一切しません。
自治体経由で介護するよう依頼が来た場合には、
・住民票閲覧制限を設定した通り、私は、親から虐待を受けていました
・今度は、私が親を虐待して、親を殺してしまうかもしれない
くらいのことを言って、介護から逃げるつもりです。

また、介護に必要な費用は、本人の資力で何とかしてもらう方向で、
ケアマネさんとお話します。

もし、施設に入れることになったら
・介護費用が超安いド田舎で、完全介護
・措置入院(*)で精神病院に一生幽閉
という方針です。

(*)措置入院
医療的観点から、医師等の判断により、本人の意思に反して入院させること。


葬式については、2パターン考えています。
私の母は再婚していると思われるので、再婚相手の生死次第です。

再婚相手が生きているなら、再婚相手に葬式を委ね、
費用は再婚相手に支払わせます。

再婚相手が亡くなっているなら、直葬で一番安いプラン&自治体の助成で、
自己負担8万円前後で済ませる予定です。
(直葬で助成を使用した場合の費用について、25歳のときに調べました笑)


相続についても、2パターン考えています。
再婚相手が生きていて、再婚相手が相続するなら、
私も、自分の分は相続します。
慰謝料の代わりです。

再婚相手が相続放棄、または、再婚相手が亡くなっている場合は、
私は、基本的に相続を放棄します。
理由は、毒母が借金を残して死んでいる可能性があり、
私は毒母の借金を相続したくないからです。
ただ、毒母が不動産を所有していた場合には、
毒母の不動産を処分する責任からは相続放棄しても逃げられないので、
その点については、弁護士さんや自治体の方とも相談する必要があります。

毒母の配偶者に私の連絡先が握られるのは嫌なので、
相続が終わったら、即行で解約する予定で、
格安SIMを契約すると思います。
そして、相続手続きが終わったら、即行で解約すると思います。
そうすれば、自分の普段使いの連絡先はバレませんし、
手続きが終わればすぐに音信不通になることができます。


毒祖父母や毒母に共通ですが、私は、延命措置は希望しません。
もし、他に希望する人がいれば、「私は反対なので、費用はお支払いできません」
と伝えるつもりです。

遺骨は、欲しい人にあげてしまうか、
皆が嫌がったら、適当に安い散骨業者に散骨してもらう予定です。
散骨するなら、骨壺が小さい方が代金が安いので、
葬儀の段階で骨壺を小さいものにするのがよいと考えています。



ドライだ、とか、冷たいと思われるかもしれません。
けれども、
・私の毒家族は、私に対してひどいことをしてきた
・私の人生を、彼らの介護等のために台無しにしたくない
と考えています。

大切に育てず、傷つけてきたのであれば、
介護が受けられなくても当然ですよね。


世間に批判されないか?
大丈夫です。言い訳を考えましょう。
たとえば、
・本人が嫌がるので、介護ができなかった
・異性の介護士さんに、認知症のため、セクハラするので、
 デイサービスや介護施設から利用を断られた
などと、毒家族のせいにしてしまうとか。
あるいは、
・認知症で、精神状態が非常に悪化していたので、
 精神病院への入院を勧められた。
・本人が、自分のお金で介護を受けたいと言っていたので、
 安い、遠方の介護施設での完全介護になった。
・本人が直葬を希望していた。
などと、本人や病気等のせいで、こういう状況になった、
と言ってしまってもいいんです。

上述の理由が、ウソか本当かなんて、
他人である世間様にはわからないので。

仮にウソだとしても、
・認知症で、セクハラ行為が悪化し、施設から利用を拒否される
・認知症で、暴力的言動が悪化し、医師の勧めで精神病院に入院
は、介護あるあるなので、バレる懸念は低いと思います。


私は、毒家族に、お金も時間も使いたくない、と思っています。

とはいえ、毒家族(祖父母、親)の配偶者や、私以外の相続人が
延命治療、豪華な葬儀を希望したら、「私はお金は払わないけれども、好きにしてください」
と他の方の希望は否定しませんし(手伝いもしませんが)、
不動産をきちんと処理しないと自治体や近隣住民にご迷惑をかけるので、
不動産はちゃんと処分する予定です。


最近、毒親の介護について取材された方の著作を読んだのですが、
・自分はどこまでケアできるか
という線引きをきちんと考えることが重要かと思います。

私は、一切、毒家族にお金も時間も使いたくない。
ただ、他の人の希望を否定したり、他の人に迷惑をかけることはしない。
また、介護を途中で放棄すると、保護責任者遺棄罪(死んだ場合は、保護責任者遺棄致死罪)
に問われるので、自治体やケアマネさんとも相談しながら、
犯罪に問われない範囲で、介護については極力関与しない方向で意思を固めています。


また、世の中には、
・不仲だった親と介護を通じて意思疎通ができた
・介護しきって、心が洗われた
などと美談を語る方もいらっしゃられますが、私は、
・毒親との不仲の度合いは人それぞれだし
・心を楽にする方法はいろいろあり、介護等でなくてもいい
と思っています。
だから、美談について耳を傾ける気はないですし、
美談を押し付ける方とは、縁を切る予定です。


そのように、自分の中での線引きをしっかりと決めて、
もし、毒家族に介護等が発生したらどうするか、
という対応を考えたので、前ほど、毒家族の老いに対する心配はありません。

そして、毒家族の老いに対する心配が薄れると、
「毒家族が死んだら、そのときは、そのときだ」と
気持ちが軽くなりました。

未婚・子どもなしでも、自分のエンディングを決められる時代です。
そんな時代で、自分のエンディングを自分の希望通りにできないなら、
それは、自己責任です。自分で招いた結果です。

だから、
・子どもを大事にしなかったから、介護等の面倒を見てもらえない
・生前に希望した葬儀・相続ではない
としても、それは、亡くなった毒祖父母や毒親の、自己責任です。

私は、毒祖父母や毒家族のために、悩まない、頑張らない。
そのように決めて、本当に楽になりました。

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