解毒方法ーシンプルに生活するー

こんにちは。

今日は、「解毒方法」ということで、
「シンプルに生活する」というお話をいたします。


振り返ると、毒親と生活していたときは、
色んな事が複雑にこんがらがって、居心地が悪かったように思います。
・いがみ合う毒祖父母と毒母との同居が、とにかくつらい
・家庭でのストレス、疲労から来るメンタルの不安定さが、
 仕事、友人関係、恋愛関係などに悪影響を及ぼす
・生活をしているだけで、なんだかだるい
など、悶々とした思いを抱えながら生活していました。

毒祖父母や毒親と絶縁した現在、「シンプルに生活する」ことで、
毒に満ちた家庭で溜め込んだ毒素が抜けていき、
心身ともに健康になったと考えています。

今日は、いま、私がどんな生活を送っているのか、についてお話ししたあと、
それが、どんな解毒効果をもたらしているのか、ということについ
お話ししたいと思います。



【いまのシンプルな生活】

まず、私は、ミニマリストで、持ち物が少ないです。
家には必要最小限の家具・家電しかなく、洋服などの服飾品も少ないです。
モノが少ないおかげで、モノの管理に時間を取られることはありません。

家事も、シンプルです。
例えば、料理は好きですが、常備するお惣菜として、
・野菜と鶏肉たっぷりの汁物(味噌汁、コンソメスープなど)
・鶏肉メインのおかず(自家製ハム、サラダチキン、和え物、炒め物など)
を作るほか、ヨーグルトと季節の果物を冷蔵庫に常備しています。
あとは、その日の気分に合わせて、何か作る程度です。

仕事も、シンプルです。
その時やれることはすぐに処理して、
中長期的に考えるべき仕事にフォーカスする。
毎日、区切りをつけて、できる限り定時に帰宅します。

交流関係も、シンプルです。
普段の生活で、メッセージをやり取りする人は、本当に大切な人だけ。
アプリの通知も絞って、通知の多さに悩まされることもありません
毒親の活動で使っているSNSも、基本的に通知は必要なものに絞っています。


【シンプルな生活の効果】

シンプルな生活のおかげで、どんな効果があり、
解毒にどのように効いているのかについて、お話しします。

○時間のゆとりがある
・毒親について、心を落ち着けて考えたいとき
・自分のアダルトチルドレンっぽい要素について、
 じっくり向き合いたいとき
・疲れたので、休みたいとき
など、心を癒すために時間が必要なことがあると思います。

時間にゆとりがあると、
・悩む時間がもったいないという焦りが無くなる
・解決しなきゃ、という焦りが無くなる
・じっくり、自分を癒すことができる
といった効果があります。

このような効果によって、私は、
・毒親問題について、考え、心を落ち着けることができた
・毒家庭で身についてしまったネガティブな考えが噴出しても、
 落ち着いて考え、ポジティブな気持ちに戻すことができた
と考えています。

○ストレスが少ない
毒親問題の根本である「生きづらさ」は、
・毒親から、どのようなことをされたのか、
 という事実を客観的に洗い出す
・毒親からされたことについて、
 その当時はどのように考え、また、
 現在はどのように受け止めているのか、
 という自分の気持ちについて見つめ直す
・どのような点に「生きづらさ」を抱えていて、
 その「生きづらさ」はどうすれば解決できるのか
 ということについて考える
・解決策を、トライアンドエラーをしながら修正する
という作業を経ることで、緩和することが可能になります。

しかし、これらの作業は、心身に負担がかかります。
私自身、毒親からされたことについて体験談を書いた後は、
どっと疲れましたし、怒りや悲しみなど感情の起伏が大きくなることもありました。

でも、このような作業をすることで、毒素は確実に抜けていきます
だから、大切な作業で心身に負担がかかっても良いように、
それ以外のことについては、負担を減らすことが重要だと考えます

もちろん、心身が丈夫になれば、負担を増しても大丈夫、
という理論もあり得るとは思うのですが、
既にズタボロの毒親育ちにさらに負担を強いることは、
現実的ではないと思います。
だから、負担を軽くするのです。

私の場合は、人間関係でのストレスを減らしたり、
仕事でのストレスを減らしたりすることが、
ストレスの削減に必要不可欠でした。
だから、人間関係や仕事をシンプルにすることは、日々のストレスを減らし、
自分と向き合うことによるストレスがかかっても
大丈夫であるという基盤を作ってくれました。

そして、自分と向き合う基盤があることによって、
しっかり、自信が抱える毒親問題と向き合い、心を癒すことができました。

○手作業をする時間が取れる
モラハラ被害者の妻に趣味があると、
モラハラ被害によって自殺する可能性が低下し、
モラハラ被害で歪んだ認知が改善する可能性も高まる、
という臨床結果があります。

趣味があると、その世界に没入できるので、
外界の嫌なことを忘れる時間が持てるからである、
と言われています。

私は、没入できる作業として、料理をすることが好きです。
凝った料理は作りませんが、
例えば、鶏のささみを使った料理でも、
筋を取り、臭みを取るためにスパイスに漬ける…という作業をすることで、
目の前の「ささみ」に集中ができます。

趣味には、読書や映画鑑賞など、手を動かさないものもあるのですが、
手を動かさない趣味だと、ふとした瞬間に毒親のことを思い出すことがあったので、
簡単でもいいから、手を動かす作業を積極的にすることにしたところ、
簡単だから続けられるし、それでいて作業に没入できるので、
毒親を忘れる時間を持つことができました。

確かに、毒親についてじっくり考えることも必要なのですが、
毒親問題から離れた時間を持つことも、
疲労回復に必要です。
毒親問題から離れる時間があったことで、
毒家庭で傷ついた心や、疲れた心が、癒されていったと考えます。




シンプルに生活することによって、
毒素を抜く基盤を作り、好循環が生まれていくことについて
お話ししましたが、いかがでしょうか?

こんがらがった毒親育ちの「生きづらさ」を
少しずつほぐして、解決していくためにも、
生活を少しだけ、身軽にしてみることがおすすめです。

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