毒親育ちでも、結婚式を挙げられます 〜 絶縁後の生活:2023年1月(絶縁から3年4か月目)

【目次】
1.前置き
2.なぜ結婚式をすることにしたのか
3.プランナーさんとの打ち合わせ
4.当日の様子
5.結婚式をやって、良かったか


1.前置き
2023年1月に、結婚式を挙げました。

毒親と絶縁しているのに、どうやって挙げたんだろう?
と思うかもしれません。
そもそも、結婚式を挙げることに迷いはなかったのか?
とも思うかもしれません。

確かに、「花嫁の手紙」とか、「最後の挨拶」など、
「THE 家族」な演出、どうしようかなぁ、と思いますよね。

でも、大丈夫です。
そういうのは一切カットして、自分たちらしい結婚式が挙げられます。


2.なぜ結婚式をすることにしたのか
元々、結婚式をしたいな、と思っていました。
私にとっては、憧れでした。
夫にとっては、「自分自身に対して人生の区切りを示すための儀式」でした。

毒親育ちで、私の母は呼べないけれども(父は他界)、
そこら辺は、うまく誤魔化せば大丈夫でしょ!
という軽いノリで、ブライダルフェアに行ってきました。

なんかですね、毒親と絶縁して、プラス思考になっていたので、
「どうにかなるでしょう」と楽観的でした。


3.プランナーさんとの打ち合わせ
プランナーさんには、「花嫁の両親は亡くなっていますし、
親族だけ呼ぶ少人数婚ですし、簡素にやります」と伝えました。
この発言で、プランナーさんからの演出に関するアドバイスもなくなり、
割と私の好き勝手にできました(笑)

なので、当日の大まかな流れは、
・神社で挙式
・式場で披露宴
で、披露宴は、
・挨拶は新郎新婦から
・乾杯は新郎父から
・締めのご挨拶は、新郎新婦から
という流れにし、あとは適宜歓談スタイルにしました。


4.当日の様子
諸事情あって、私は、
・親しい叔父叔母夫妻
だけでなく、
・父方の毒祖父母
を結婚式に呼びました。
(あと、お世話になった、母方の祖父がわりの、とても大好きなおじいさんを呼びました)

なお、事前に私からキツイお説教を毒祖父母にぶちかましたので、
毒祖父母は比較的おとなしかったです。
※とはいえ、祖父は一部「やらかし」「イエローカード」な言動があったので、少しでも結婚式に傷が付くことが嫌な方は、毒家族は呼ばない方がいいと思います(笑)
(なお、引き続き、祖父母には私が住んでる家も電話番号も教えていません。
 ほぼ絶縁でも、結婚式に招待できるなんて、便利な時代ですね笑
 あと、私自身が、メンタルが強くなった、というのもあります)

夫の方は、
・家族(両親と妹)
・母方の祖父、母親の妹一家
が来ました。
(夫の父方は出不精なので来ませんでした笑)

親族だけでこじんまり、と思うかもしれませんが、
実は、東京のそこそこ由緒ある神社で挙式をしたので、
「きちんとした」印象で、参列した皆さん、安心した表情をしていました。


5.結婚式をやって、良かったか
とっても良かったです。

毒祖父母を呼んでほしい、というのは、夫の希望で、
この点についてはケンカもしましたが、
夫にも最大限協力してもらい、毒祖父母を呼びました。

ありがたいことに、当日、祖父母は暴走しませんでした(笑)

また、夫の母親は、当初、結婚に反対していましたが、
きちんとした結婚式を見せたところ、なんだか安心したようです。

私も、夢だった結婚式を挙げることができて、良かったです。

ここ最近は、結婚式を挙げない方も増えていますし、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、結婚式を延期・中止する方も増えているので、
そういった中で結婚式を挙げられたというのは、
贅沢で、ありがたい経験だった、と思います。

来てくださった方が本心でどう思っているかは知りませんが笑、
親がいなくても幸せにしているよ、ということは、
私の場合は、お世話になっている叔父叔母夫妻や、
おじいちゃん代わりの方に伝えたかったので、
晴れ姿で、夫を紹介できて、とても嬉しかったです。


毒親育ちだけど結婚式はできるのだろうか?
挙げていいのだろうか?
…と悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ挙げる方向で考えてみてください。

毒親育ちだから…で、結婚式以外のこともそうですが、
それを理由にやりたいかもしれないことを諦めてしまうのは、
もったいない、と思います。

もしかしたら、考えた結果、結婚式はいいや、となるかもしれませんが、
(例えば、植え付けられた固定観念や思い込みで、本当は望んでいないのに、世間体的なもので結婚式を挙げたいと「思わされている」かもしれません)
いずれにせよ、「自分は本当に結婚式をしたいのか?」
と、結婚式に対する気持ちと向き合うことはよい経験になります。
その上で、本当に結婚式を挙げたいと思い、自分の希望を叶えることができたなら、 これもまた、よい経験になります。


・結婚式をするか
・誰を呼ぶか
・どんな式にするか
全部、あなたの自由です。
あなたには、
・やりたくないことはやらない
・何をするか自分で選択する
という権利があります。

自分の気持ちに対して、正直に、生きていきましょう。

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