具体的な逃げ方(番外編)ー個人情報開示請求ー

【重要】
2024年5月時点、こちらの手続き方法は最新です。(同年同月に住民票の閲覧制限の更新手続きをした際、手続きのやり方について自治体窓口に確認済)

【参考】
・★基本★ 住民票閲覧制限の手続きについて
住民票閲覧制限の更新手続きについて
事実婚での住民票閲覧制限の手続きについて
法律婚での住民票閲覧制限の手続きについて
子どもへの住民票閲覧制限の手続について

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こんにちは。
具体的な逃げ方(番外編)ということで、
個人情報開示請求(自己情報開示等請求)についてお話しします。



個人情報開示請求とは何か
国や地方自治体は、公文書を作成・取得・保存しています。
持っている公文書を見せてください、というのが、情報開示請求です。

この、情報開示請求のうち、請求者本人に関して
国や地方自治体が所有している情報を見せてください、というのが、
「個人情報開示請求」あるいは「自己情報開示等請求」です。
(自治体によって少し名称は異なりますが、
 だいたいの自治体において、このような名称になっています)


個人情報開示請求でできること
・自分に関して、どのような情報が保管されているか確認したい
・記録されている自分の個人情報が、間違っていないか確認したい
・自分の印鑑証明書、住民票などが、誰かが勝手に閲覧・取得していないか調べたい
という場合に、この個人情報開示請求を利用します。

この3番目の「誰かが勝手に閲覧・取得していないか」
を調べることができる点が、毒親育ちにとって、最大のメリットかと思います。

どういうことかと言うと、毒親は、
・住民票や戸籍の附票を見たい(そこから住まいを知りたい)
・子どもの戸籍を見たい(そこから住まいを割り出したい)
・子どもの戸籍から、子どもの結婚相手を知りたい
 (結婚相手の従前戸籍(=たいてい実家)を割り出したい)
・子どもの戸籍から、子どもの子ども(=自分の孫)を知りたい
 (子どもの氏名から、保育園等を割り出して誘拐する)
という、ストーカー行為をする可能性が高いです。

したがって、
・戸籍、戸籍の附票、住民票を、
 毒親や毒親の関係者(弁護士、親族)に閲覧されたり、
 写しを交付されていないか
ということを知ることで、
・毒親が自分を追いかけてきている
 【でも】何が知られて、何が知られていないか分かり、安心
・毒親が自分を追いかけてきていない
 【ということは】絶縁を受け入れたor頭が回っていない
と、自分の置かれている状況を客観的に知ることができます。


ただし、2点目の「毒親が自分を追いかけてきていない」というのは、
場合によっては、クリアにならないかもしれません。

というのは、私の住んでいる自治体に確認したところ、
自治体によっては、
閲覧や写しの交付を却下した場合には、記録を取っていない
ということもあるため、
毒親が「追いかけてきており、住民票等を見ようとしたが、
閲覧制限がかかっている住民票だったため、自治体が閲覧等を却下した」
という場合には、自分が情報開示をかけても、
開示できる情報がないということもあり得ます。
(実際は、毒親が住民票を見ようとしても、自治体が閲覧を却下し、
 自治体が却下した記録を取っていないため、
 「誰からも、住民票を見たいという要求がありませんでした」
 という結果を伝えられることがあり得るということです。)

とはいえ、ある程度、頭が回る毒親であれば、
「住民票には閲覧制限がかかっていても、戸籍は見れるのではないか?」
と考えて戸籍の閲覧や写しの交付を要求すると思われるので、
戸籍の閲覧や写しの交付の要求がヒットしなかった場合には、
「絶縁を受け入れたor頭が回っていない」と解釈することも可能です。
※直系血族は無条件で戸籍が見られます。
 つまり、私の毒祖父母と毒母は、私の戸籍を見れます。


個人情報開示請求のやり方
・本人確認資料(マイナンバーカード、運転免許証など)を持参し、
 自治体窓口に行く
   
・窓口にて、個人情報開示請求をしたいと伝え、
 渡された書類に必要事項を記載する
   
・後日、郵送で個人情報開示請求の結果が届く

なお、私は2つの自治体で個人情報開示請求を試みたことがあるのですが、
両自治体とも、「本人でない方からの虚偽の申請があるといけないので、
窓口で、お渡しいただいた本人確認資料と、ご本人をしっかり確認した上で、
個人情報開示請求に対応するため、郵送での請求は不可」とのことでした。

もしかしたら、新型コロナ感染症の流行に伴い、
一部の自治体では郵送での請求もできるかもしれませんが、
最初から、窓口に行って請求するか、あるいは、
電話で確認をしてから郵送で請求されたほうが良いと思います。


参考までに、私が記入した申請書を掲載いたします。
(私の住まいに関する情報を含む、個人情報に関する記述については、
 黒塗りにさせていただいています。
 また、黒塗りにしなくて良かったのでお伝えしますが、
 10/2にいま住んでる自治体に転入したので、
 その日以降を請求の対象にしています。)

















手続きにかかった時間は、
・開示請求したい理由について口頭で説明数分
・開示請求の流れについて、窓口の方の説明…5分程度
・開示請求書の記入・窓口の方の確認…10分程度
で、20分もかかりませんでした。


○私の開示請求の結果
請求した約2週間後に結果の通知が来ました。
※だいたい、2週間をメドに結果が分かりますが、
 請求した資料の対象が膨大な場合は結果の判明に
 1ヶ月以上かかることもあるようです。






















私の住民票、戸籍、戸籍の附票を
閲覧又は写しの取得をした人間はいないようでした。

住民票と戸籍の附票は、私の住む自治体は
閲覧や写しの交付を却下した場合には、記録を取っていない」ので、
もしかしたら、毒祖父母・毒母は試みようとしたけどダメだった…
というパターンもあり得ます。

しかし、戸籍の閲覧や戸籍事項全部証明書の取得ができてないとなると、
・絶縁を受け入れた
・頭が回っていない
のどちらかではないか、と思われます。


感想としては、「ふーん、そうなんだ」でした。
もし、戸籍を見られていたりしたら、動揺していたかもしれませんが、
そうではなかったので…まぁ、平常心、といったところです。

自分の(新しい)家族を守るためにも、結婚したり出産したりしたら、
毎年必ず、住民票の閲覧制限の更新手続きのときに、
開示請求をしてみようかな、と思っています。




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